感染症(風邪・インフルエンザ・等)で、高い熱が出ている時の食事は?

 淡白な食べ物を、少なめに摂る事が原則!

  免疫は、体内に侵入して来た細菌・ウイルスに対し、
 血液を動員し、ウイルスと集中して戦う態勢を
 取らなければなりません。

  肉類(魚も含む)・油脂類・牛乳(その他乳製品)
 ・弾力があって粘る物など、消化が遅い食べ物を摂ると、
 多くの血液を消化管に取られて、
 細菌・ウイルスとシッカリ戦う事が出来ず、
 死に至る事がある高い発熱状態の体を、
 さらに状態を悪化させてしまう事となります。


 ※他の哺乳類が同じ状態のときは、食べ物を摂らずに安全な場所で動かずに回復を待ちます。


 濃い味の物や、一つの味に片寄った食べ物を摂る事も良くありません。

  五つの味(酸・苦・甘・辛・鹹)は、それぞれに特有の性質を持っており、
 どれかの味に偏すると、病状に対する、体の態勢のバランスを崩させる事になります。
 熱が出ている時に、辛味(唐辛子・胡椒・ニンニク・キムチ...)の物を摂ると、
 熱を更に高めてしまう事になります。

 アルコール類も良くありません。

  病状が初期段階を過ぎ、”こじれ”た状態に入っている時には、
 高麗人参を中心とした、幾つかの漢方処方が大きな役割を果します。

  罹り始めの段階では、体を元気にさせる作用を持つ物(高麗人参など)も、
 熱を高めるので良くありません。